褒めて伸ばすタイプ。

大学生が音楽、笑い、カルチャーなどおもしろそうなことについてお話します。(ドヤア

音楽好きでフェスに行かないとは何事か。

先週の日曜日に、TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL、通称メトロックに行ってきましたよ。http://metrock.jp/

新木場若洲公園での開催と言われると、去年までROCKS TOKYOとか言うフェスがあったような気がしますし、今年は味の素スタジアムでそんな名前のフェスが開催されるはずだったような気がしますが、思い出そうとすると頭痛と吐き気を催してきたので多分そんな事実はなかったんだと思います。 https://www.facebook.com/Rocks.vc

 

それはともかく、今年観たアーティストについて観た順番に少しずつ感想と個人的お気に入り曲を。

サンボマスター

フェスあるところにサンボあり、というくらいフェス常連となったサンボ。汗かいて踊りたい、叫び声をあげたい、一体感味わいたい、という多くのフェス参加者のニーズに爆音ととめどないボーカルの煽りで的確に応える安心のサンボブランド。サンボマスターのアクト中の観客の様子を見ると、今の日本のフェスの最も典型的な楽しみ方が分かるのではないでしょうか。

 トーク力とはまた別の「煽り力」に定評のある山口氏。

 

・OKAMOTO’S

今回初めてライブで観た岡本さんたち。ロックとかポップスとか色んな要素を混ぜ合わせてハピネスで包んだようなサウンドは昼間の野外との相性がバツグン。好き嫌いが分かれがちなボーカルの声も、曲のハッピーさを増長させているように感じて個人的には好きです。

 

 

・FLOWER FLOWER

活動を休止していた元YUI(大文字)こと現yui(小文字)が結成して話題のフラフラ(という愛称らしい)。音源が出回っていないので、情報なしで行きました。 個人的にはまだ発展途上か、という感じ。YUI時代とは正反対の内向的で、凝ったサウンドとyuiのボーカルの方向性が合っていないような。あと「私はホントはこんな音楽がやりたかった!」と言われてしまったらそれまでですが、観に来てるファンを観ていると、やはりファンの求める音楽とは大分異なっている印象。これからしばらくはファンの入れ替わりが起こりそう。まあ音源が出ないと何ともという感じですかね。

YUI時代はこういう系統の曲が好みだったなあ。 

 

Perfume

こちらも各地のフェス常連のPerfume。アイドル豊作の最近、最早別次元に行ってしまった感が。ちょっとPerfumeに関しては語りたいことがたくさんあるので、今度別記事にて。 それにしてもあーちゃんの語り口が退行して少女感すら出ているのはなぜなのか。

でもやっぱPerfumeはやっぱソロじゃないと魅力は100伝わらないなあとも思ったり。 

 

・STOROBOY

フェスの魅力はやっぱり、新しいお気に入りアーティストに出会えるのが一番っすね。中田ヤスタカサカナクションなどの台頭で一気に邦楽シーンの中心になったEDM(Electro Dance Music)ですが、まだまだ面白いアーティストは出てくるのは嬉しいところ。BOOM BOOM SATELLITESに色気を足したような感じで(ブンサテがすでに色気あるだろ、と言われるとぐぬぬなのですが)、タテヨコに踊れるサウンドはこれから要チェック!ウェブサイトから数曲無料ダウンロード出来るので是非。  

 

電気グルーヴ

日本のテクノ、エレクトロ音楽の元祖がYMOで、今牛耳っているのが中田ヤスタカなら、その間に君臨していたのは電気グルーヴ、と言えるのでは。でかすぎてぶかぶかのワイシャツを着ながら「Big Shirts」を歌うくだらなさは貫禄すら感じさせていました。あとやはり、テクノは爆音で聞くのが一番ですねえ。

 

SEKAI NO OWARI

個人的に日本三大「明るいところで聴くと魅力半減なアーティスト」の一組に数えているセカオワ(ちなみにあと二組はサカナクション凛として時雨)。今回は出番が夜でよかったよかった。映像やレーザービームを使い中二病御用達アーティストの評判に違わぬファンタジックでシリアスな演出でフェスとは思えない独自の世界観を作っていました(褒めてる)。あとDJ LOVEは普通に喋っていい設定なのね。

個人的にはこの辺のポップ目の曲が好み 

 

・くるり

「ロキノン系」という言葉が生まれたのは90年代ですが、その頃からロキノン系の代表格の一つであったくるり。メンバーと音楽性をちょくちょくマイナーチェンジしながらも、今やロック界の重鎮となりつつあるのではないでしょうか。くるりレベルともなると、邦楽好きにとってのアンセムが数多くあり、それらの曲のイントロが流れた時のその場の高揚感は現場に行かないと味わえない醍醐味だと思います。

 ベテランらしい、無駄な力の抜けた曲

 

長々と紹介してきましたが、読者のみなさんが一組でも新たに興味がわいたアーティストがいたら嬉しいです。

今回はMETROCKの感想で終わりますが、今度、時間があればフェスにまつわるもろもろについても話したいと思います。

それでは。